2-1-4-4 詩の表現技法

問題 1
「ように・みたいに」などを用いて、直接明らかに示して例える表現技法をなんといいますか。

例:
ありが てふの羽をひいて行く
ああ ヨットのようだ
(三好達治「土」)

正解  :直喩

問題 2
比喩であることを直接示さず、たとえるものと直接むに結びつける表現技法をなんといいますか。

例:
公孫樹イチョウの木もホウキになった
(高村光太郎「冬が来た」)

正解  :隠喩

問題 3
人間以外のものを人間にたとえる表現技法をなんといいますか。

例:
春は かるく たたずむ
(八木重吉「春」)

正解  :擬人

問題 4
同じ語句を何度も繰り返す表現技法をなんといいますか。

例:
かもめかもめ 去りゆく かもめ
(室生犀星「かもめ」)

正解  :反復

問題 5
通常の語順を変える表現技法をなんといいますか。

例:
人間よ、
もうよせこんな事は。
(高村光太郎「ぼろぼろな駝鳥」)

正解  :倒置

問題 6
よく似たものや反対のものなど対になる語句を用いて、対象的に表現する表現技法をなんといいますか。

例:
耳には行行子ヨシキリ
ホオにはひかり。
(草野心平「富士山」)

正解  :対句

問題 7
終わりに名詞をおいて、強めたり、余韻を残したりする表現技法をなんといいますか。

例:
さも白く咲きてゐたるをだまきの花
(萩原朔太郎「夜汽車」)

正解  :体言止め

問題 8
次の詩に隠喩法は使われていますか。
冬が来た 高村光太郎

きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背そむかれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじきだ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

正解  :はい

問題 9
次の詩に体言止めは使われていますか。
冬が来た 高村光太郎

きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背そむかれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじきだ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

正解  :はい

問題 10
次の詩に直喩法は使われていますか。
冬が来た 高村光太郎

きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背そむかれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじきだ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

正解  :はい

問題 11
次の詩に反復法は使われていますか。
冬が来た 高村光太郎

きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背そむかれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじきだ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た

正解  :はい

問題 12
詩の構造上、意味のまとまりを漢字一字でなんといいますか。(文章でいう段落のようなもの)

正解  :連